私は通信講座フォーサイトのAFP認定研修を受講し、FP2級の受検資格を得ることができました。
FP3級から取得することも考えたのですが、AFPの上位資格であるCFPが気になり早く次のステップに行きたい思いもあり、AFP→2級のルートを選択しました。
研修のメインになる提案書作成はかなり苦労しましたが、FP業務のイメージがしやすく大変勉強になりましたし、受検資格を短期間で得ることができたのでおすすめです。
この記事では、AFP認定研修を実際に受講した感想について書いていきます。
FP2級受検資格について迷っている方、AFP認定研修の受講を検討している方は参考にしてください。
FP2級の受検資格
FP2級の受検資格は、次のいずれかの要件を満たす必要があります。
・AFP認定研修の受講修了者
・3級FP技能検定合格者
・FP実務経験2年以上
フォーサイトのAFP認定研修
AFP認定研修は、オンラインで受講できるところがいくつかありますが、簿記講座を受講したこともあるフォーサイトを選択しました。
フォーサイトは「AFP+FP2級講座」の構成になっているのでAFP認定研修と並行し同一カリキュラム内でFP2級の勉強を進めることができます。
AFP講座スケジュールの確認
AFP講座が届いたら、受講ガイドを確認しましょう。

教材到着後1週間以内:登録申請(専用サイトManaBunからも申請できます)
日本FP協会認定講座の研修期間を確認:いつまで提出する必要があるのか、この提出期限をすぎるとFP2級が受検できない場合があるので注意しましょう。
なお、提案書の提出は教材発送日から1カ月を経過した日以降でないと提出できません。
AFP認定研修の内容
AFP認定研修ははじめにテキストを見ながら講義を視聴します。
学習した内容をもとに課題で提示された顧客の現状、要望に沿うようにライフイベント表、キャッシュフロー表を含めた提案書を作成します。
提案書はテキストと講義を見て進めていけばおおよそのところは理解できるものの、盛り込むべき要素が多く苦労しました。ネットで検索するとすぐ終わる、との情報もあったのですが、2週間くらいかかってしまいました。
住宅ローン、老後資金、教育資金、保険の見直しを問うもので、多角的なアプローチが必要だったので、都度テキストやネットで調べながら少しずつまとめていきました。提案書とキャッシュフロー表の雛形はフォーサイトから提供されていますので一から作る必要はありません。あいさつ文など流用できるところはテンプレートで対応する一方で住宅ローンや保険商品は実際にネットで商品比較し、提案書に盛り込んでオリジナル性を出しました。
住宅ローンは参考例の数字をそのまま使用してもいいのですが、赤字を埋めるためにネットでより安い商品を探したので、赤字削減につながりました。
提案書のお客様にはお得な金融商品を提示する他に、旅行の間隔を空けたり生活費を少なくするように提案しました。無茶なことばかり言っていたので。
提案書の顧客の要望が多くて家計は大赤字で、黒字への転換は無理なのでは?と思いましたが、試行錯誤しながら黒字にすることができました。
提案書の作成過程で調べた内容はライフプランニングの構築、ローンや年金、保険料の算出などに直結するので丁寧に進めると実技試験対策にもなります。
完成した提案書はキャッシュフロー表、提案した商品概要のページと一緒にして郵送でフォーサイトに提出しました。
提出から1週間も経たないうちに、フォーサイトからAFP認定修了書が送られてきて無事受検資格を得ることができました。
提案書を作成してからFPの勉強に取り掛かりましたが、少し勉強しておいた方が楽だったのでは?と思いました。キャッシュフロー表は実技問題で出題されます。
ただ、実技問題から学習を開始することはあまりないので、とりあえずライフプランと資金計画の初めのほうは学習した方が進めやすいです。時間に余裕がある人は並行して進めるとよいでしょう。
AFP認定研修の答えは?
この認定研修の答えは発表されていません。受講生により提案書は様々ですからね。提案書の答えについては以前eライブスタディで伊藤先生が言及されていました。
またManaBunにも解答例の売買行為等について、FP協会からの公式アナウンスが掲載されています。
オリジナリティのある提案書を頑張って作成しましょう!
まとめ
認定研修の内容に沿えば、無事に認定修了にたどり着くことができます。
提案書の作成したことが将来の業務の予行練習にもなります。
いずれCFPの取得を検討している人は必ず必要になりますので、自分はAFP認定研修を視野に入れた方がいいのだろうか?ご自身のFP試験プランを考えてみるとよいでしょう。
