私は2021年11月に日商簿記2級のネット試験を受験し、一発合格しました。
簿記3級は受験経験がありません。
市販テキスト、YouTube、そしてメイン教材として資格試験の通信教育・通信講座フォーサイトの簿記講座を受講し、約4カ月受験勉強を進めました。
この記事ではフォーサイト簿記講座について受講の感想を交えながら書いていきます。
当講座に興味がある人、受講を検討している人は参考にしてください。
フォーサイト簿記通信講座の特徴
フォーサイト簿記通信講座にはバリューセット1と2があります。
バリューセット1:2級、2級解き方講座
バリューセット2:2級、2級解き方講座 + 3級
の違いがあります。
※単科での受講も可能です。
私は簿記を基礎から学ぶためにバリューセット2を選択しました。
メイン教材は簿記2,3級各テキスト、問題集です。問題集は解答解説、解答用紙が分冊になっています。
eラーニングはPC、スマホどちらでも受講できます。スマホは専用アプリManabunを利用します。
フォーサイト簿記通信講座のメリット
講義で簿記全体の流れがつかむことができる
講義は無理なく学習を進めることができる構成で、簿記の全体像を把握することができます。
講師:小野正芳先生の講義は簿記の理論をわかりやすく嚙み砕いた解説で、初心者の方も安心できる内容です。
講義時間 | |
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3級 | 662分 |
2級 商業 | 866分 |
2級 工業 | 544分 |
2級 解き方講座 | 141分 |
過去の出題傾向を分析した無駄のない構成になっている
例えば固定費削減や減価償却の保障率など、分野によってはばっさり切り捨てた内容になっています。
複雑で難解、出題率が少ない分野に時間をとられないように、制作者サイドの英断が感じられる構成です。効率的に学習を進めたい人向けです。
もし出題されたらどうしよう?と思う分野はもちろん確認しておいてもいいと思います。私は他の参考書で確認していました。→そして知識量が増えていくのです!
演習量が充実している
問題集の内容が充実しています。特に財務諸表、原価計算の問題量はボリュームがあるのでアウトプット学習に効果的です。
実際の過去問も掲載されているので、掲載問題を解くことがそのまま過去問対策になります。
各問に対する解説が丁寧なことも評価すべきポイントです。もっとこの特徴をアピールしてもいいのに思うほど私は解説集がお気に入りでした。
解説集を解法の確認としてテキストのように使ってもよいでしょう。
オン・オフラインのバランスがとれている
自宅だけではなく、外出時などのスキマ時間に学習できるようにeラーニングシステムにも力を入れています。専用アプリManabunを利用して学習できます。
一方で自宅で学習する際はテキスト問題集を広げてペンを持ちながら学習したいという気持ちもありました。いずれの学習方法にも対応しているので飽きがこないし、時間を有効利用して勉強することができます。
付属教材について
メイン教材の他にも色々な教材が付属されています。
簿記マンガ:実際に簿記が仕事に関わる事例として楽しめます。
合格体験記:学習意欲が高まります。実際に講座を受講した方の意見はとても参考になります。
「戦略立案編」「合格必勝編」の内容が充実しています。食事、睡眠、運動等、学習をする上にはもちろんのことその他、日常で役立つノウハウが多彩に盛り込まれています。

まとめ
フォーサイトの簿記講座ははじめは易しく講義が展開され、後にがっちり問題集に鍛え上げられます。流れに乗っていくことで簿記力が自然と身についていく構成になっています。
カリキュラムに沿ってモチベーションを保ったまま学習を進めたい人、独学では脱落してしまいそうな人には特におすすめです。
