・日商簿記ネット試験(CBT試験)の試験について
・ネット試験対策は何をすればよいの?当日の試験会場の雰囲気は?
日商簿記ネット試験のメリット
好きなときに受験できる
自分の簿記知識が最高潮なときなど、自分の都合のよい日時を選択することができます。
不合格時でも数日後から再挑戦できる
万が一不合格だった場合、数日後から再申し込みが可能です。
試験結果がすぐわかる
試験終了後、端末上ですぐ合否がわかるので、瞬時に以後の予定を決めることができます。
ネット試験の方が簡単という声
インターネットの口コミなどでよく目にするのが「統一試験よりネット試験の方が簡単」という声。ネット試験の模擬問題を解いてみると基本に沿った内容をしっかり押さえておけば対応できる問題が多いといわれています。
ネット試験受験対策
試験画面、環境の予習をする
事前にネット試験の試験環境や試験画面がどのような感じなのか知っておくと動揺せずに安心して問題に注力できるのでおすすめです。
模擬試験形式の問題に触れる
「パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 テキスト&問題集」をはじめとするパブロフシリーズの書籍では購入特典としてネット試験の模擬問題が付いてきます。実際のネット試験画面の再現性が高いので試験環境の把握に一役買ってくれます。書籍ごとに違う内容の問題が付いてくるので、シリーズで複数持っている方はそれぞれの書籍ごとに特典問題が違うのでたくさんの演習問題を解くことができます。
私が受講していた通信講座「フォーサイト」の簿記講座でも、申込時に郵送されてきた教材とは別に、模擬試験が郵送されてきました。試験対策として取り組みました。

仕訳問題に注力する
ネット試験は基礎理解力を問う問題が多いので、地盤固めとして仕訳問題の取りこぼしがないようにします。仕訳問題は、ネット試験ではより重要度が高いです。
問題集やアプリを使って繰り返し演習し、曖昧な点がないようにしましょう。

私のネット試験体験記
会場はこじんまりしていた
ネット試験の会場はオフィスビルのワンフロアに位置し、小さい会社の事務所ほどのサイズ感で試験会場によくあるような独特の緊張感はありませんでした。
受付で指定されたロッカーに荷物を預け、洋服のポケットに何か入っていないかチェックがありました。試験には本人確認証、電卓、ポケットティッシュの持ち込みが可能です。計算用紙とボールペンは会場配布のものを使用します。
日商簿記ネット試験、開始!
受付横の扉を開けるとパソコンを置いたデスクが並び、その中から自席への案内がありました。パソコン画面の「試験開始」ボタンをクリックした時から試験が始まります。
デスク上部左側に大きいヘッドフォンが挟まれたデスクトップパソコン本体が置かれ、机のサイズの割には場所がとられていました。モニターは座席に対してやや右寄り、本人確認書類をキーボード奥、キーボード手前に左側から計算用紙、電卓、マウスパッド(マウス)を置いてちょうどだったので、デスクの広さはあまりゆとりがなかったです。
配布された計算用紙2枚は直接計算結果を入力することが多かったため、あまり使いませんでした。呼び鈴を鳴らして要望すると追加で用紙を受け取ることができる模様。
試験開始時受験者は私のみでしたが、受験者各自が試験開始時間を設定できることもあり、途中から何人か受験者が入室してきました。
電卓の音が早い人が入室してからは、音が多少気になりましたが、パソコンに対面し、自分の空間が確保される中での試験だったので緊張せず問題を解くことができました。
試験内容は基本的な内容の設問が多かったためか、思っていたより時間に余裕をもって解くことができ、見直しの時間を十分とることができました。
試験終了後すぐ合否がわかる
試験終了後、試験結果の印刷ボタンを押すとすぐ受付の方がドアを開け、帰りのご案内。すぐに退室を促されたので試験合格の余韻を感じている暇はありませんでした。試験結果が印字された用紙を受け取り、すぐ会場を後にしました。試験終了後はあっという間でした。
日商簿記2級をネット試験一度目のチャレンジで合格しました!
まとめ
日商簿記ネット試験は、自分の予定や学習進捗を考慮して、受験者それぞれの学習進捗や予定にあわせて受験できるので、今度も利用者が増えていくことでしょう。
これから受験予定の方は、決して大きく身構える必要はない試験ですので、勉強に注力して試験に挑みましょう!