注目度UP中の資格試験、ファイナンシャルプランナー(FP)に挑戦したいと思った時、はじめに考えなければいけないのが学習方法です。
YouTube学習チャンネル、webでの過去問演習を軸に独学で勉強をすすめる人は多いです。紙の問題集、テキストもあればさらに心強いといったところでしょうか。
しかしFP試験は範囲が広く、どこから手をつけたらいいのか途方に暮れてしまうことも。そこで通信講座を学習候補に考えてみるのも1つの方法です。
この記事ではFP試験の学習ができる通信講座について2社取り上げて書いています。通信講座を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
フォーサイトFP講座
私はフォーサイトのFP講座を受講しFP2級試験に合格することができました。豊富な演習量とわかりやすい解答解説のおかげで迷いのない学習を進めることができました。実際の感想は以下の記事をご覧ください。

・3級がなくても2級の受検資格を得ることができる
・2級合格後すぐにAFP登録申請に進むことができる
FP2級受検では受検資格が問われます。フォーサイトFP講座の場合、AFP認定講習がセットになっているので、この講習を受講し提案書作成→フォーサイトに提出→合格することで、FP2級の受検資格を得ることができます。
私はFP3級を所持していなかったので、AFP認定講習付属が決め手となりフォーサイトFP講座を受講しました。AFP認定講習提案書作成については以下をご覧ください。

すでに3級を取得している方につきましても上位資格のCFP、FP1級に興味がある方はAFP認定研修付きの講座として検討してみることをおすすめします。
・金融財政事情研究会(きんざい)の実技試験には非対応
・送料別
・追加料金 質問上限を超えた場合のみ1回につき500円
・質問回数制限あり(FP講座の場合、コース別5~15回)
・1回のみ受験対応
・価格:60,800~65,800円(クレアールより高めの設定)
・3級対策のみの講座がない
FP協会で受験予定の方は心配ないでしょうか。FP協会の実技対策の問題は充実しています。問題集がたくさんあり戸惑いますが、学科よりサクサク進むので慣れると出題傾向がよくわかり楽しく学習できます。
質問に関してはたくさん質問したい!という強い思いがなければ大丈夫なのでは、と思います。私は1回しか質問しませんでした。しかも質問しないと勿体ないから、と疑問点を半強制的に作り質問したのみで、質問権は余らせてしまいました。
とはいっても一方で試験直前は質問が増えます、とのアナウンスがあったので質問を利用している方も多いようです。質問権を最大限に活用してみるのも学習が深まりそうですね。
なお、フォーサイトには3級のみ対策の講座はないものの、「バリューセット1」「バリューセット2」を受講すると、3級のテキスト、問題集、eラーニング教材が付属しています。
3級問題集は試験1回分のみの過去問題集なので試験対策として問題演習が足りません。フォーサイト公式にも市販の問題集で問題演習してください、との記載があります。
3級対策のための教材としては力不足な感じですが、AFP認定講習をクリアすることで3級を受検しなくても2級受検に対応できるのでこの3級教材はおまけのような位置づけとして捉えるのがよいでしょう。とはいうもののテキストの内容は3級範囲を網羅し充実しています。
クレアールFP講座
クレアールのFP講座は「3級合格コース」「2級合格コース」「3・2級セット合格コース」の3種類のコースがあります。2022年6月にリニューアルし、3・2級セット合格コースと2級合格コースを新規開講しました。
とりあえず3級に挑戦したい、という人は3級コースを選択することができます。3・2級セット合格コースを受講すると3級に挑戦、合格したら2級と続けて挑戦しようと思っている人におすすめです。1回の受講で完結できるのは便利ですね。
・金融財政事情研究会(きんざい)の実技試験にも対応!
・送料込み
・追加料金一切不要!料金の支払いは、申込時1回のみ。
・講師への質問回数無制限の万全フォロー体制付き
・2回受験以上対応型
(以上、クレアール公式ページより引用)
・価格:11,000~49,500円(2022/7現在)
各社ともキャンペーン期間等で価格変動はあるものの、ぱっと見で、比較すると、クレアールの方がだいぶお得な感じがします。特に「3級合格コース」は価格が11,000円~と大変リーズナブルなので、独学で学習する自信がなかったり、学習に挫折したことがある人はトライしやすい価格設定です。
・AFP認定研修が付属していない
・教材のボリュームが少ない
量が多ければいいというわけではないかもしれませんがクレアールの教材はフォーサイトに比べてだいぶボリュームが少ないです。紙の問題集で大量問題に次々と取り組んでいきたい方にとっては物足りない場合もあるかもしれません。演習の不足分はwebや市販問題集で対応するとよいでしょう。
まとめ
クレアールとフォーサイトは対象ユーザが少し異なっているので、受講を検討する場合は、2級受検資格も念頭に置いて自分の目的に合致しているか確認が必要です。
また目的だけで選択するのでなく、教材が自分の好みに合致しているのか、公式ページやサンプルでチェックしてみることで後々、モチベーション維持しながらの学習継続が期待できます。自分に合う学習方法、教材を見つけて実りある学習を進めていきましょう。