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宅建受験 吉野哲慎先生のテキスト「出るとこ集中プログラム」について

宅建試験の学習ではメインテキストを用意して、学習の主軸、または都度内容を確認するためのツールとして大いに活用していくことが大切です。書店には多くの参考書が並んでいますが、分厚いものも多く、どれを手に取れいいのか悩む方も多いでしょう。

この記事では、私が宅建試験の勉強で使用していたテキスト「出るとこ集中プログラム」2022年版について、私が実際に使用した感想を書いています。テキスト候補の1つとして参考にしていただければうれしいです。

宅建講師 吉野哲慎先生について

「出るとこ集中プログラム」の著者である吉野哲慎先生は「宅建吉野塾」を運営されています。日建学院の講師もされています。YouTubeチャンネルでは多くのわかりやすい動画を公開されています。

「宅建士出るとこ集中プログラム」の概要

「宅建士出るとこ集中プログラム」は全348ページ(2022年版)の中に宅建試験全範囲がまとめられています。

直近試験を含めた30年分の過去問を詳細に分析した上で名のごとく「出るとこ」をぎゅっとまとめた構成になっているので、冗長な説明がなく効率的に学習することができます。

他の基本テキストと比較すると見た目がコンパクトでこれだけで大丈夫なの?という印象も受けるかもしれません。言葉を噛み砕いて大切なところはしっかり盛り込まれているので、いわゆるまとめ本とは違いますが、外出時に持ち運びしやすい大きさです。

各セクション毎に厳選超重要過去問〇×一問一答も掲載されているので、都度理解度を確認することができるので、わかったつもりを防ぐことができます。

「宅建士出るとこ集中プログラム」の構成

1セクション3~6ページで構成されています。1日1,2セクションを学習すると約1ヶ月で全範囲を学習することができます。1セクションは内容にもよりますが学習時間1時間くらいを目安にするとよいでしょう。

テキストと合わせてYouTubeで動画を見ながら学習すると、まさに予備校の講義を受けているような状態になります。テキストの内容がより理解しやすくなります。先生が講義の中でテキストの該当ページを示してくれることもあり、理解の相乗効果が増していきます。

動画とテキストの繰り返しで力がどんどんついていきます。動画もテキストもコンパクト設計なので学習したい論点をピックアップしてみていくこともしやすいです。

「出るとこ」シリーズのメリット 番外編

「出るとこ」シリーズには「出るとこ集中プログラム」の他に「出るとこ10分ドリル」があります。2冊セットでインプットとアウトプットを繰り返すことでさらに理解が深まります。2つ持ち歩いてもいいくらい持ち運びしやすいです。

私は2冊とも購入し、カバーを外して使用していました。試験まで毎日使用し、外出の際にも持ち歩いていました。にもかかわらず、このシリーズ汚れにくいのです。大抵、自然と薄汚れてしまいますよね。これも隠れたメリットです。

また各ページは二色刷りで明るすぎず目に優しい色味で、ペン先がすべりにくくかつ書き込みしやすい紙質のため、受験生に優しい仕様になっています。

例えば宅建業法の3大書面は記載事項について覚えなくてはならない論点がたくさんあり、学習をすすめていくとテキスト等でまとめの表を見る機会が増えていくのですが、理解できているのか、確信が持てない時がありました。

そこで解答群をスナップショットを見るかのように確認ツールとして利用しました。小さい字で2,3行に大切な論点が詰まっているので、短時間でさくっと確認出来て大変効率的でした。

また、解答群から問題に逆算し問題→解答を解答→問題の順に答えを問題というフレームに当てはめていく解き方を実践しました。あらかじめ解答がすべて与えられているので問題を次々に解くことができて短時間で全試験範囲の演習と確認をすることができます。受験期後半はこの学習を繰り返し行いました。

まとめ

「出るとこ10分ドリル」は宅建試験対策の名問題集です。学習をある程度進めた方が追加教材として利用するのもよいでしょう。威圧感の少ない手に取ってみたくなるサイズ感はこれから宅建学習を始めるための導入本として利用するのもおすすめです。

吉野先生の出るとこシリーズの「宅建士 出るとこ10分ドリル」2022年版についても別記事に掲載していますので気になる方はぜひご覧ください。

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オリーブ
2級FP技能士・AFP | 行政書士、宅建士、日商簿記2級合格 雑多にならないように暮らしたいと思いながらマイペースに色々な記事を執筆します。