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FP試験に有利?司法書士、土地家屋調査士補助者時代の知識を活かそう

私は以前に司法書士・土地家屋調査士事務所で補助者として働いていましたが、当時の業務内容がFP(ファイナンシャルプランナー)の試験勉強にとても役立ちました。

この記事では司法書士、土地家屋調査士事務所補助者の経験がある人がFP試験の勉強をするで役立つ論点について、自分の経験をもとに書いていきます。
今回の内容は本職の方にも当てはまりますが、補助者に焦点を定めてまとめています。

以下この記事では司法書士、土地家屋調査士事務所補助者のことを省略して「補助者」と表記します。

補助者経験が活かせる学科

1.不動産

不動産登記簿の記載事項、取得方法や登記事項証明書、登記識別情報の受領方法などの知識が問われます。
深く掘り下げた問題は少なく、表示と権利、甲区と乙区の違いなど、大まかに理解していれば解ける問題が多いです。

不動産価格の論点に関して価格の種類(一物五価または四価)による決定機関、発表時期、価格水準等の違いを問われます。評価証明書の取得業務を行ったことのある人は固定資産税評価額について記憶しているでしょうか。

登記所に備え付けられている公図の精度についての論点も出題されます。その対策として住宅地図をたくさん購入していたことを思い出しました。
登記に記載される床面積「壁芯面積」も押さえておきたい論点です。表示や測量をしていた方は現地調査の経験から記憶していることでしょう。
他には農地法も出題範囲です。

農地法を勉強することで、補助者のとき、農業委員会に書類を持っていく用事をよく頼まれていた理由が理解できました。

オリーブ

FP試験の他にも宅建試験の勉強にもとても役立っています。
不動産登記法のことは実務を通して自然に習得ができます。
宅建試験の不動産登記法は難しいですけどね。

2.相続

相続登記のために市区町村役場で戸籍の取得業務を行った経験が活かせます。FP試験では法定相続人の持分を把握しながら解く問題が多く出題されます。
相続に関連して遺言の種類や特徴を問われることもあります。公正証書遺言のために司法書士、土地家屋調査士の先生2人が公証人役場に出向いていたので、遺言の流れを実際に目にすることがありました。

公証人役場にも遺言の事前書類を届けるよう頼まれて行っていました。先生2人で行っていた理由がFPの勉強でわかりました。

他には不動産科目にも重複する論点として、相続税路線価や倍率方式があります。路線価図を見ながら計算する問題が出題されることもありますが、あらかじめ数値は与えられるものの計算は難しくないことが多いです。

3.タックス

相続または贈与の不動産登記をする場合にかかる税率の違い、抵当権設定にかかる税金の算出基準(債権額)など、登記料計算業務の経験がある人は知識が活かせるでしょう。具体的に計算をする問題ではなく、概要に関して出題されます。登記の際、登録免許税を貼付して納めるのですが、この税金は国税?地方税?という論点も問われます。関連項目として不動産取得税について問われることもあります。

相談業務を多く行っている事務所の補助者であれば、不動産取得の各種特例である相続税精算課税制度、住宅取得等資金に係る贈与税非課税措置などを耳にしたことがあるかもしれません。

4.FP総論

登記は×で、遺言は〇のような司法書士法に抵触するFPが行ってはいけない業務について問われます。補助者のときを思い出せば、何が司法書士法に抵触するのか悩まずに済みそうですね。

まとめ

FP試験の勉強は補助者時代の業務経験が大変役に立ちます。補助者のお仕事は事務所にも寄りますが激務な場合が多いので資格取得を諦めてしまうひとが多いといわれます。何か資格をとりたい、と考えている補助者OBの方、現役補助者の方、資格を諦めてしまっていた方にもFP試験はとてもおすすめです。

FP試験に合格し、FP業務を行うことになったとき、士業の先生方との業務連携が必要になったとき、かつてお世話になった先生方と一緒にお仕事をすることがあるかもしれません、頑張りましょう!

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オリーブ
FP、宅建の勉強中。行政書士、日商簿記2級、FP2級取得済。雑多にならないように暮らしたいと思いながらマイペースに色々な記事を執筆します。